SWOT分析

SWOT分析とは、強み(Strength)・弱み(Weakness)・機会(Opportunity)・脅威(Thread)の分析のことで、事業者の内部的な経営資源と、外部的な環境を分析して、成長戦略を立てます。「彼を知り己を知れば百戦殆からず」とは、孫子の兵法ですが、自己分析と環境分析が大切です。

自分の強みを活かして、機会に乗れば、拡大することができますが、自分の弱みを脅威に晒せば、大きなダメージを受けることになります。

大企業は強みだらけで、中小企業は太刀打ちできないかというと、そうではありません。大企業の強みは、その組織力と資金力ですが、迅速な意思決定と小回りのきく機動力には欠けます。その点、中小企業の強みは、社長の判断で早い対応ができることです。

私は仕事上、多くの中小企業の社長とお話しする機会がありますが、一人一人がとても活力に溢れているのを感じます。それこそが、日本の経済を支える底力だと実感します。

共産主義的発想では、資本家は労働者から労働の成果を搾取するだけの存在です。しかし、日本の会社では、社長が社員の生活を守るために、一生懸命頑張っています。強みを活かし、チャンスを生かして、会社を発展させること、これが会社が発展し、日本の国が発展するためのキーポイントであると思います。