JAL機と海上保安庁機の接触事故

昨日に続き、今日も大きな事故がありました。

JAL516便が着陸時に、滑走路上にいた海上保安庁のMA722機と接触、JAL機の乗員乗客367名は全員脱出しましたが、海上保安庁機の乗員は機長以外の5名が亡くなられたとのことです。お悔やみ申し上げます。

JAL機の乗客乗員全員が脱出できたのは、日頃の訓練の賜物だったでしょう。特に客室乗務員の方々が、自らの危険が迫るなかでも乗客を落ち着かせ、適切に誘導したのではないかと思います。
https://www.sankei.com/article/20240102-6RAADVRL2FPFNHUEX6ISM27IWU/

私は、JAL会員で、30年来出張時などでは、できるだけJAL機に乗るようにしています。JALは、2010年に会社更生の手続きに入り、経営破綻しました。従業員は管理職を中心に解雇されました。私の知人にJALの方がいて、人事を担当していたため、当時大変な思いをしたと言っていました。
その頃、羽田から鹿児島に向かう国内便だったとますが、着陸してターミナルまで飛行機が走行している途中で、客室乗務員の方が、「これが私の最後のフライトでした。皆様に感謝いたします。」とアナウンスされました。おそらく、客室乗務員として頑張って管理職となり、その結果解雇対象者になった方ではないかと思います。その言葉は、とても重く感じられました。

海上保安庁の方々も、正月休み返上で、石川県に救援物資を運ぶために出動されました。その結果事故に遭い、尊い命が犠牲になってしまいました。言葉を失います。亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

事故原因は、いずれ解明されることと思いますが、職業倫理に従って、命懸けの仕事をされる方々に対して、心から敬意を表するものです。