鳥よ翼をかして
1985年に作成された、北朝鮮に渡航した日本人妻が帰国できない問題を扱った映画です。
主演は沖田浩之、監督は月岡梅次、製作責任者は池田文子です。
劇場公開はされず、自主上映だけで上映されました。
1960年代に本格化した、在日朝鮮人の北朝鮮渡航においては、北朝鮮がこの世の楽園であるかのような宣伝が行われ、在日朝鮮人と結婚した1800名ほどの日本人妻が、一緒に北朝鮮に渡航しました。
しかしそこで待っていたのは、日本での宣伝と全く異なる、物資が欠乏した貧しい生活でした。日本に帰国しようとしてもそれが許されず、日本人妻の親や、日本に残された子どもたちは、心配し、嘆き悲しみました。
この映画は、この問題の啓蒙のために作られました。主演の沖田浩之の歌は、とても悲しく、心を打たれます。少し音質は悪いですが、映画中の歌があったので、掲載します。
https://youtu.be/0qioJPFgTYM
私も学生時代に、この映画を見た記憶があります。
DVDなど探してみましたが、見つかりません。機会があれば、また見てみたいと思います。
