岸田首相とギングリッチ元米下院議長
岸田文雄首相が自民党政調会長だった2019年に、ニュート・ギングリッチ元米下院議長と面談した際、家庭連合の友好団体であるUPFジャパンの梶栗正義会長と、米国の旧統一教会の元会長が同席していたという報道が、朝日新聞の12月4日と5日の両日、一面トップに掲載されました。
https://www.asahi.com/articles/ASRD47CZHRD4UTIL00D.html?iref=comtop_list_02
このことは私も知りませんでした。しかし、4年前の面談の際の同行者が家庭連合の関係者である、というようなことはニュースでも何でもなく、大手メディアの一面トップになるような内容ではありません。もっと日本と世界にとって重要なことが、いくらでもありそうなものです。まるでゴシップ記事専門誌のような編集方針には違和感しかありません。話題を取りたいからこのような記事を載せるのでしょうか?
岸田首相とギングリッチ氏と言えば、今年1月に開催された国際宗教自由サミット(IRF)で、昨年の安倍晋三元首相の暗殺事件後に、日本で「突如として反宗教的な感情が高まり、首相が文字通りこの教団を消滅させようとしている」「日本の政治指導者は日本国憲法のあらゆる原則を無視すると決めた」として、信教の自由の侵害に強い懸念を表明しました。
https://www.worldtimes.co.jp/global/north-america/20230203-168715
国会で、家庭連合の資産凍結に係る法律が採決されるというタイミングであれば、このような国際的な視点での論評の方が、よほど重要ではないでしょうか。