マレーシアの国際祝福家庭

私は15年くらい前、仕事でマレーシアに4年ほど駐在していました。そこには、家庭連合の国際祝福を受けた日本人の婦人たちが、数十人いました。家庭連合の国際祝福家庭と言うと韓国がクローズアップされていますが、実際は世界中にいます。

マレーシアは、6割がマレー系、3割が中華系、1割がインド系という多民族・多宗教国家です。マレー系はイスラム教であり、他宗教への改宗は認められません。そのため、マレーシアの家庭連合信者はほとんどが中華系です。国際祝福を受けて日本から来た婦人も、配偶者はほとんどが中華系です。先祖は中国が共産主義化される前に大陸から移り住んでいますから、中国共産党の影響は皆無です。

マレーシアは貧富の差が結構あり、中華系といっても金持ちはほんの一握りで、残りの人々はそれほど裕福ではありません。日本から来た婦人たちも、決してゆとりのある生活をしていたとは限りませんでしたが、共通していることが一つありました。それは、全員明るくて、夫に大切にされているということです。

国際祝福家庭には、祝福結婚式を通して国と国を結ぶという思いがあります。日本人同士の家庭である私たち夫婦には、それがとても輝いて見えました。
毎週平日の夜には、地域ごとにそれぞれの家庭に集まって本を読む訓読会を開くのですが、それが楽しくてなりませんでした。
二世たちも、立派な若者が多いのです。私は小中学生を相手に、日曜学校の先生をしていたのですが、その二世たちは今では立派に活躍しています。
私たち家族が日本に帰ってからも交流は続いていて、クリスマスやお正月とかに、Lineでメッセージをやりとりしたりしています。

日本国内では、国際祝福結婚式についていろいろな報道がされていますが、海外で誇りをもって生きている家庭連合の日本の女性がいることは、知ってほしいと思います。