2世の時代
私は信仰生活が40年を越えた、家庭連合の1世です。最近は、家庭連合の2世代の方々が活躍しています。教会の中心者として2世牧会者が大々的に起用されていますし、2世有志が信者の人権を守るために立ち上がっています。SNSで活躍するのも、2世の方々が中心です。
家庭連合に対する解散命令請求が迫っていますが、解散命令請求の要件となる事案は、ほとんどが2009年のコンプライアンス宣言以前のものであると理解しています。2世世代の人口ピークは20代後半ですので、コンプライアンス宣言時には小・中学生でした。つまり、解散命令請求に対して、2世世代には何の責任もないわけです。
そうだとすれば、現在起きている家庭連合に対する世間の非難や、解散命令請求問題に対しては、私たち1世世代が責任を持って対応すべきと思います。間違っても問題を2世世代に先送りし、自分たちは逃げてしまう、なんてことをしてはなりません。
統一原理の復帰原理 モーセ路程では、出エジプト1世は、神の前に不信仰を起こしたため、目的地カナンを目の前にして全部滅んでしまいました。しかし荒野で生まれた2世達はヨルダン川を渡ってカナンに到達し、イスラエル王国を築きました。その時に神が与えた言葉は、「強く、また雄々しくあれ」(ヨシュア記第1章6節)でした。
私たち1世は、世論から非難され、火だるまになったとしても、あくまでも矢面に立ち、それを受けていこうと思います。それが、最初にこの道に呼ばれ、再臨主から直接祝福を受けた者の責任だと思っています。現在行われていることは、国家とマスコミによる宗教迫害ですが、私はそれに対する恨みの感情などはありません。恨みは恨みを呼ぶだけで、何も産み出さないからです。
むしろ、この状況だからこそ、義人が現れて、民主主義とは何か、信仰の自由とは何かについて真剣に考え、行動して下さっているのだと思います。感謝しかありません。
そして、この状況だからこそ、2世の皆さんが立ち上がり、活躍するきっかけになったのだと思います。
国家とマスコミによる宗教迫害に対しては、日本の民主主義のためにあくまで戦いますが、結果は神が与えるものです。私たちは有形の資産を全て失ってしまうかもしれませんが、2世の皆さんが最も重要な資産です。2世が立ち上がった今、これを奪うことは誰にもできません。