私たちに時間はない

解散命令請求の後、どのような手続きになるでしょうか。
信者の中には、法廷で戦うなどと言っている人もいるようですが、解散命令の請求に係わる裁判では、法廷における対審や判決はありません。非訟事件だから、家庭連合には非公開での陳述の機会が与えられます(宗教法人法第81条第4項)が、その後は裁判所が非公開で裁判を行い、決定か棄却となります。

文部科学省が行った解散命令請求の過去2例では、請求から決定まで、オウム真理教事件で4か月、明覚寺事件で約2年1か月でした。実際には即時抗告、特別抗告されましたが、いずれも数か月で棄却されています。2例しかないから家庭連合にそのまま当てはめるのは不適当ですが、少なくとも長期にわたることはなさそうです。以前ブログにそのようなことを書きました。
https://www.ogasawara-church.jp/blog/20230131/728/

だから、私たちに時間はありません。まだ解散命令請求が出されていない今、おかしいことはおかしいと、主張すべきと思います。「世論が受け入れてくれない」などと言うのは言い訳です。私たちの戦いは、もはや家庭連合だけの問題ではなく、日本が全体主義に陥るか民主主義を守れるかという、ぎりぎりの問題だからです。

私たちは、日本を愛する愛国者です。文鮮明師が、まず自分の国を愛せよと指導したのです。家庭連合の信者でもない人々が、解散命令請求はおかしいと言っているのは、別に家庭連合を守ろうとしているのではなく、日本の民主主義を守ろうとしているのです。それなのに、肝心の信者が黙っていたのでは、周囲の方々も助けようがありません。

声を上げる方法は、いろいろあります。Xで発言する人もいます。NHKに抗議の電話をした人もいます。もちろん、匿名でいいのです。今の状況下で実名を出すことは、想定外の被害を受ける危険があるからです。
大切なのは、本部まかせ、人任せにするのではなく、自分の声でスピークアウトすることだと思います。