まぼろしの影を追いて

讃美歌510番です。母の日などによく歌われるようです。
私はこの曲が好きで、時々口ずさみます。

まぼろしの影を追いて うき世にさまよい
うつろう花に さそわれゆく わが身の はかなさ
※春は軒の雨 秋は庭の露
母は涙 乾く間無く 祈ると知らずや

おさなくて 罪を知らず 胸にまくらして
むずかりては 手にゆられし むかし忘れしか
※繰り返し

汝が母の たのむ神の みもとにはこずや
小鳥が巣に かえるごとく 心やすらかに
※繰り返し

汝がために いのる母の いつまで世にあらん
とわに悔ゆる日のこぬまに とく神にかえれ
※繰り返し

Youtubeにもアップされています。

神のもとを離れてしまったわが子のために祈る母親の切ない祈りが、心を打ちます。
作者は、19世紀にアメリカに住んでいたA.ブレックという方で、5人の子供の母親でもあります。
聖アウグスチヌスの母モニカが、異教を信じた若きアウグスチヌスのために日々祈ったというエピソードが、思い起こされます。

私は、あまりにも字が下手なので、ペン習字を習っています。先日、その先生の生徒の作品展があり、参加を勧められたので、へたくそながら出品させて頂きました。何を書いてもいいですよと言うので、この歌詞を書きました。部屋の片隅にでも、飾っておきます。