通貨スワップ 日韓の信頼強化につなげよ
世界日報の社説です。
日本と韓国の財政当局が約7年ぶりとなる閣僚級の「財務対話」を開き、2国間で金融危機時に外貨などを融通し合う「通貨スワップ(交換)協定」を100億ドルの限度額で再開することに合意しました。
https://www.worldtimes.co.jp/opinipn/editorial/20230630-172451
どちらかの国が、今すぐ金融危機に直面する可能性は低いですが、緊急事態に際してお互いに協力できる体制を作れるようになったことは、大きな進展だと思います。
日韓関係が悪化して以降、日本は2019年に韓国を「ホワイト国」から除外し、厳格な輸出管理を行ってきましたが、政府はこのほど輸出手続きを簡素化する「グループA(旧ホワイト国)」に韓国を復帰させることを決めました。
日本の安全保障において、日韓関係の強化は非常に重要です。防衛関係のみならず、経済関係においても、日本・米国・韓国が連携することが、中国・ロシア・北朝鮮に対する覇権主義的な圧力に対する、最大の抑止力になるものと思います。