私たちの声も聞いて
家庭連合の二世信者たち立ち上げた「信者の人権を守る二世の会」が、4月23日に公開シンポジウムを行いました。メディアの中では唯一、世界日報が記事に取り上げました。
昨年以来、家庭連合への激しい批判に対して、家庭連合の二世が「私たちの声も聞いて」と呼びかけた内容で、会場にはNHK、共同通信、朝日新聞、読売新聞も参加しました。記者たちは、質問もしていましたが、残念ながらこれら大手メディアは、私が探した範囲では、記事には取り上げませんでした。
シンポジウムで質問をしていた記者たちは、みな若い世代に見えました。
NHKの記者は、「被害を訴える二世がいるが、それに対してどう思うか」と質問しました。小嶌代表は、「同じ二世として、気持ちは理解できる。宗教の目的は、不幸な人をなくすことなので、心苦しい。教会改革も進められているので、自分たちも努力したい」と答えていました。
同じ世代の信者が発する言葉には、若い記者たちにとって、共感する部分もあったのではないかと思います。しかし、「宗教二世は被害者だ」、というストーリーが既に出来上がっているので、今回のシンポジウムのような、ストーリーと異なる内容の記事は、会社の方針として取り上げないということなのでしょう。
NHKなど、特集まで組んで、宗教二世のテーマで放送しておきながら、それに反する意見を全く取り上げないのは、大手メディアの報道が如何に偏っているかという、動かしがたい実例です。
「私たちの声も聞いて」という二世の切ない声が搔き消されないような、公正な日本社会であって欲しいと思います。
