浜田聡議員によるLGBT関連法整備に関する質問
3月6日に、参議院予算委員会において、NHK党の浜田聡議員による質問が行われました。
https://www.kurashikiooya.com/2023/03/07/post-16445
この質問では、「共産党の非合法化」について触れていることから、物議を醸しました。
しかし、私は、むしろその前の、LGBT関連法整備に関する質問の内容が、重要と思います。
質問の趣旨は、下記の通りです。(浜田聡議員のブログより)
国内でLGBT関連の法整備に関して、G7各国と比較されることがある。日本以外の国は基本的にはキリスト教国であり、過去に多かれ少なかれキリスト教によるLGBTへの迫害があり、その反省から法整備がされたものと承知している。私はLGBTの法整備はすべきと考えるものの、LGBTの法整備についてG7を引き合いに出す際にはこのような日本と他のG7国の歴史的背景の違いを意識すべきと考える。LGBT関連の法整備に関して日本と他のG7国の歴史的背景の違いに関する見解を伺う。→共生社会担当大臣
浜田聡議員が、質問で提示された資料で解説すると、下記の通りです。
①G7各国で、LGBT関連法案がないのは、日本だけとされているが、他の国はキリスト教国であり、性的マイノリティが迫害され、コンバージョンセラピー(転向治療)を強制されるなどの人権侵害があった。
②しかし、日本は歴史的にも同性愛には寛容であり、同性愛者が迫害されたことはない。
③LGBT関連法案の整備を議論する際には、G7との歴史的背景の違いを十分に認識し、慎重な議論を行うべきである。
私は、浜田聡議員の質問は、LGBT関連法整備に対して、宗教的な歴史背景に対する考察をした上で、慎重な対応を求めている点、正鵠を得たものだと思います。
日本の伝統的な価値観を守り、文化を継承していくためには、海外の風潮に安易に流されることを、厳に慎むべきと思います。