旧約聖書(23) イザヤ書
イスラエル民族は、ソロモン王の後分裂し、アッシリアに滅ぼされ、バビロニアに移住させられました。その後解放されますが、イスラエル王国として、かつての栄光を取り戻すため、かつてのダビデ王、ソロモン王のような、強い王を求めていました。そのために、民は神を求め、その神が言葉を預ける預言者が、強い影響力を持ちます。
その中でも、最も有名なのがイザヤだと思います。イザヤは、ダビデの後継者が来ると預言しています。
そのまつりごとと平和とは増し加わって限りなく、
ダビデの位に座して、その国を治め、
今より後、とこしえに公平と正義とをもって
これを立て、これを保たれる(第9章7節)
しかし、全く反対のことも預言しています。
しかし彼はわれわれのとがのために傷つけられ、
われわれの不義のために砕かれたのだ。(第53章5節)
イスラエルの王なのに、イスラエルの罪のために、傷つけられたというのは、イエス・キリストを預言したように思えます。