資本論(三)

資本論(三)では、貨幣が資本となり、剰余価値を生み出して資本が蓄積される過程、農民が農村の外にでて労働者となり労働力が資本に転化する過程などが書かれています。

ほとんどが、労働条件が劣悪な当時の労働者の状況についての説明です。

資本によって人間性が損なわれているということを言いたいのでしょう。

労働環境の悪化が、資本の本質だというのは、決めつけのように思いました。科学の発展が、環境破壊の原因だと言っているようなもので、科学が悪いのではなく、それを使う人間が考えなければなりません。人間は科学に使われるのではなく、科学をよく活用するべきです。経済も、資本が悪いのではなく、資本を使う人間が、うまく資本を活用すべき問題です。

ところで、資本論は岩波文庫で9冊もあるんですね。3冊で終わりと思っていたら、まだ6冊もあるんです。結構高いから、買おうかどうか、迷います…