まぼろしの影を追いて
アウグスティヌスの「告白」を読みながら、頭を離れない曲の一節がありました。あれは何という歌だったかしら?
読み終わってからいろいろ調べて、この曲に辿り着きました。讃美歌510番です。作者は、Frank A. Breckと言って、アメリカの方です。
もしかすると、アウグスティヌスのために祈り続けた、母モニカのことを歌ったのかもしれません。
とても素晴らしい歌です。
Youtubeでも、聞いてみました。聞きながら、恥ずかしながら泣いてしまいました。
- まぼろしの影を追いて うき世にさまよい
うつろう花にさそわれゆく 汝が身のはかなさ
(※繰り返し)
春は軒の雨、秋は庭の露
母はなみだ 乾くまなく 祈ると知らずや - おさなくて罪を知らず むねにまくらして
むずがりては手にゆられし むかしわすれしか
(※繰り返し) - 汝が母のたのむかみの みもとにはこずや
小鳥の巣に帰るごとく こころやすらかに
(※繰り返し) - 汝がためにいのる母の いつまで世にあらん
とわに悔ゆる日のこぬまに とく神に帰れ
(※繰り返し)