古事記(中)

古事記の上巻に続き、中巻を読みました。上巻は、ほぼ神話の世界でしたが、中巻からは具体的な天皇名が登場します。中巻は、神武天皇から始まり、応神天皇までです。

解説によれば、古事記も日本書紀も、十代崇神天皇を初代天皇として書いてあるが、その古事記に神武天皇の記載があり、これは大和朝廷の天皇と神代とを結びつけたということだそうです。

日本の天皇家が、神代からつながるものとして、系譜が作られており、それが今日に続いているというのは、日本という国を理解するために、大切なことであると思います。

景行天皇の時代には、ヤマトタケル命の熊襲征伐、東国征伐の話も登場します。大和朝廷の統治が、日本全土に広がる過程がわかり、興味深いです。